GeminiのGemとGASの指示文サンプル
そのままコピペで使える保存版
「企業ですぐ使えるAI講座」第3回で実際に使い、動作確認まで行った指示文とスクリプトです。
コピー&ペーストで、そのままお試しいただけます。
Geminiの「Gem」って何?(かんたん復習)
Gemini(Google)には「Gem」という、自分専用のAIを作れる機能があります。「あなたは編集者です」のように役割・口調をあらかじめ設定し、保存しておくと、次回から呼び出すだけでその役になりきったAIとして使えます。
弊社が佐賀県内の企業様向けに開催している「企業ですぐ使えるAI講座」第3回では、実際にGemini上で「議事録チェックGem」を作成し、動作確認まで行いました。この記事では、そのとき実際に使った指示文と、あわせて紹介したGAS(Google Apps Script)の自動化スクリプトを、そのままコピーして使える形で公開します。
【コピペ用】議事録を整理してくれるGemの指示文
会議の箇条書きメモを渡すだけで、「決定事項」と「次のアクション(担当・期限)」に整理してくれるGemです。以下の指示文を、Geminiの「Gemを作成」画面にある「カスタム指示」欄にそのまま貼り付けてください。
あなたは会議の議事録を整える編集担当です。 私が箇条書きの会議メモを渡すので、その内容を「決定事項」と「次のアクション(担当・期限)」に整理してください。 出力の形式は以下の通りにしてください。 【決定事項】 ・(箇条書きで簡潔に) 【次のアクション】 ・担当:〇〇/期限:〇〇/内容:〇〇 メモに書かれていないことは書き加えず、メモの内容だけをもとに整理してください。担当者や期限がメモに書かれていない項目は「未定」としてください。
使い方
Geminiの画面(gemini.google.com)を開き、左側メニューの「Gemを表示」→「Gemを作成」を選び、名前(例:議事録チェックGem)を付けて、上記の指示文を貼り付け、「保存」を押すだけ。あとは会議メモを貼り付けて送るだけで、いつでも同じ形式に整理してくれます。
【コピペ用】Gemに試しに読み込ませる議事メモ例
「議事録チェックGem」を作ったら、手元にメモがなくてもすぐ試せるよう、サンプルの会議メモをご用意しました。以下をそのままコピーしてGemに貼り付けると、決定事項・次のアクションに整理された結果を確認いただけます。
9月度 定例会議メモ(販促キャンペーン打ち合わせ) ・秋の販促キャンペーンについて、10月1日から2週間限定で実施することに決定した。予算は上限20万円とし、山田さんが全体の予算管理を担当する。 ・チラシのデザインは佐藤さんが担当することになった。来週金曜日までに3案を用意し、会議で選定する。 ・SNS投稿については鈴木さんが担当する。キャンペーン開始の3日前から告知を始め、開始後も毎日1投稿を継続する。 ・在庫は先月の実績より20%多めに発注する方向で調整中。発注担当は田中さんで、来週火曜日までに正式な数量を確定させる。 ・お客様アンケートも同時に実施したいという意見が出たが、質問項目が固まっていないため詳細は次回に持ち越しとなった。 ・忘年会の日程についても話が出たが、繁忙期と重なるため今回は保留とする。 ・キャンペーン期間中は店頭にもポップを設置する方向で、ポップの制作は佐藤さんがチラシとあわせて対応する。設置は開始日の前日までに完了させる。 ・予算内で収まらない場合は山田さんから社長に報告し、追加予算の相談をすることになった。 ・次回の定例会議は10月8日15時から。各自、担当分の進捗を報告すること。
このメモは架空の例です。もちろん、ご自身の実際の会議メモに差し替えてお試しいただいても構いません。
GAS(Google Apps Script)でできること
GASは、Googleのサービスを自動で動かす仕組みです。以前は自分でプログラムを書く必要がありましたが、今はChatGPTやGeminiに「やりたいこと」を日本語で伝えるだけで、スクリプトを書いてもらえます。あなたは「書く人」ではなく「頼む人」になればOKです。以下では、実際にGoogle Apps Script上で動作確認を行った、2つのサンプルスクリプトを紹介します。
使い方(共通の手順)
- Googleスプレッドシートを新規作成する
- メニューの「拡張機能」→「Apps Script」をクリックする
- エディタに最初から入っている文字を全て削除する
- 下記のスクリプトをコピーして貼り付ける
- Ctrl+Sで保存し、「実行」ボタン(▷マーク)をクリックする
- 初回は権限の確認画面が出るので、内容を確認して許可する
【コピペ用】アンケートフォームを自動作成するスクリプト
「今日のランチは何を食べましたか?」という質問と、5段階評価の質問を持つ、シンプルなGoogleフォームを自動作成するスクリプトです。
function createLunchSurveyForm() {
// フォームを作成
const form = FormApp.create("今日のランチアンケート");
// 質問1:記述式(短い回答)
form.addTextItem()
.setTitle("今日のランチは何を食べましたか?")
.setRequired(true);
// 質問2:均等目盛(リニアスケール)
form.addScaleItem()
.setTitle("そのランチは美味しかったですか?")
.setBounds(1, 5)
.setLabels("全く美味しくない", "とても美味しい")
.setRequired(true);
Logger.log("フォームが作成されました: " + form.getEditUrl());
}
実行すると、実行ログに表示されたURLからフォームがそのまま確認できます。質問文や選択肢を書き換えれば、社内アンケートや簡単な申込みフォームにもすぐ応用できます。
【コピペ用】売上シートを自動作成するスクリプト(サンプルデータ入り)
「7月度売上報告」という名前の新しいシートを追加し、見出し(日付・商品名・金額)とサンプルデータまで自動で入力するスクリプトです。
function createSalesReportSheet() {
const sheetName = "7月度売上報告";
const headers = ["日付", "商品名", "金額"];
// 動作確認用のテストデータ(実際の運用では実データに差し替える)
const sampleData = [
["2026/07/01", "りんごジュース", 1200],
["2026/07/02", "コーヒー豆", 3400],
["2026/07/03", "ノート", 800]
];
const spreadsheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
// すでに同名のシートが存在するか確認して、あれば削除(上書きしたい場合)
const existingSheet = spreadsheet.getSheetByName(sheetName);
if (existingSheet) {
spreadsheet.deleteSheet(existingSheet);
}
// 新しいシートを作成
const newSheet = spreadsheet.insertSheet(sheetName);
// 1行目にヘッダーを入力
newSheet.getRange(1, 1, 1, headers.length).setValues([headers]);
// 2行目以降にテストデータを入力
newSheet.getRange(2, 1, sampleData.length, headers.length).setValues(sampleData);
}
このスクリプトは、貼り付けたスプレッドシート自身に対して実行します。毎月同じフォーマットの集計シートを作る作業が、実行ボタン1回で終わるようになります。
自分の仕事用にGASを頼みたいときの「黄金テンプレート」
今回の2つのサンプル以外に、自分の業務に合わせたGASをAIに作ってもらいたいときは、次の型に沿って伝えると、初心者でも過不足のない依頼文になります。
あなたは優秀なGASエンジニアです。 スプレッドシートの『(シート名)』の(列)列に(データの内容)があります。 (ボタンを押すと/実行すると)(B列などの情報をもとに)〇〇するスクリプトを書いてください。 初心者にもわかるように、設定手順も教えてください。
「役割定義」「現状」「依頼」「制約」の4つを埋めるだけのシンプルな型ですが、これだけでAIへの伝わり方が大きく変わります。エラーが出ても心配はいりません。エラーの文章をそのままコピーしてAIに「修正してください」と聞き直せば、たいてい解決します。
まずはご相談ください
「どの業務から手をつければいいか分からない」という段階で大丈夫です。
佐賀・伊万里の中小企業様向けに、業務の棚卸しから自動化の設計・構築、社内での定着までを伴走支援しています。


