手書きの書類をスキャンして文字に。名刺や手書きの価格表をAIで表にした事例

業務効率化
AI活用事例 iweb-factory マスコットキャラクター ハル(ダックスフント)

手書きの書類を、
打ち直さずに表へ
AIで読み取った
佐賀の事例

名刺や手書きの価格表を、スキャンするだけでデータに。
ただし「AIにそのまま読ませるだけ」では、うまくいきません

もらった名刺、手書きの日報や点検表、FAXで届いた注文書——。こうした紙の情報を、1枚ずつパソコンに打ち込み直す作業に時間を取られていませんか?最近は、スキャンした画像や写真からAIが手書きの文字を読み取り、表のデータにまとめることができるようになりました。この記事では、iweb-factoryが実際に手がけた2つの事例と、やってみて分かった「精度を上げるための工夫」をご紹介します。

手書きの書類、パソコンへの打ち直しに時間がかかっていませんか?

佐賀・長崎の中小企業では、今も紙と手書きが仕事の中心、という会社が少なくありません。紙そのものが悪いわけではありませんが、あとで集計したり探したりするには、結局パソコンに入れ直す必要があります。

😔 もらった名刺がたまる一方で、必要なときに連絡先が見つからない

😔 手書きの日報・点検表を、月末にまとめてExcelへ打ち込んでいる

😔 手書きで直した価格表や注文書を、見ながら入力するので打ち間違いが怖い

手書き文字のAI読み取りは、ここまでできるように。ただし「そのまま」では精度が出ません

今のAIは、画像を見て書かれている文字を読み取り、「会社名」「電話番号」「金額」のように項目ごとに分けて表にまとめることができます。以前の文字読み取り(OCR)は活字が中心でしたが、手書きの文字もかなり読めるようになりました。

ただし、手書きの書類をAIに「ただ読ませるだけ」では、思ったほどの精度は出ません

字のくせ、かすれ、書き込みの位置、紙の傾き——手書きの書類には、AIが読み間違えやすい要素がたくさんあります。実際に私たちも、そのまま読ませた段階では空欄や読み違いが多く出ました。読ませる前の準備と、読んだ後の確認のしかたに工夫を入れて、はじめて仕事で使える精度になります。具体的な工夫は、事例のあとでご紹介します。

事例①:名刺を撮るだけで一覧表に(iweb-factoryで使っている仕組み)

いただいた名刺をスマホで撮って決まった場所に入れると、AIが読み取り、名刺の一覧表に1行ずつ追加していく仕組みです。iweb-factoryでも、毎日の仕事で使っています。

以前 今
名刺を見ながら、会社名・氏名・電話番号などを1枚ずつ入力名刺を撮って入れるだけ。AIが項目ごとに表へ入れる
入力が後回しになり、名刺がたまる撮ったその日に一覧表に入る
打ち間違いに気づきにくい読み取りに自信がない欄には「要確認」の印が付く

最初の仕組みでは、会社名や住所が空欄になる名刺がたびたびありました。読み取り方を見直したあとは、実際の名刺15枚で「要確認」の欄が1件も出ないところまで精度が上がりました。

事例②:手書きで新しい価格を書き込んだ価格表を、表のデータに(佐賀県の製造業)

佐賀県の製造業の会社で、印刷された価格表に手書きで新しい価格を書き込んだ紙を、価格改定のお知らせに使える表のデータにしました。何ページにもわたる価格表を、人が見ながら打ち直すと、時間がかかるうえに打ち間違いが心配です。

スキャンした価格表から、新しい価格だけを表に

紙をスキャンし、AIが読み取った結果を表にまとめました。印刷された元の価格と、手書きの新しい価格が同じ紙に混ざっているため、どちらを読むかをはっきり分けるのがポイントでした。

かすれた数字は「計算で出した値」に置き換えない

かすれて読みにくい数字を、計算で出した値で埋めたところ、実際の価格と違っていました。手書きの新しい価格は、人がきりの良い数字に丸めて決めていたためです。そこで、読めた数字を優先し、怪しいところには印を付けて人が確認する形に改めました。

「AIが読んだから正しい」ではなく、「AIが下書きを作り、人が仕上げる」。この分担にしたことで、打ち直しの手間を大きく減らしながら、間違いのない表に仕上げることができました。

手書き文字のAI読み取りで精度を上げる工夫と注意点

2つの事例で効果があった工夫です。どれも「AIにそのまま読ませない」ための工夫です。

① 読ませる前に、画像を読み取りやすい形に整える

紙の傾きや向き、画像の粗さで、結果は大きく変わります。読み取りやすい状態に整えてからAIに渡すと、読み違いがぐっと減ります。

② 一度に全部ではなく、必要なところを分けて読ませる

1枚の紙をまるごと読ませるより、手書きで書き込まれた部分など、読ませたいところを分けて渡す方が正確です。

③ 書かれていないことを、AIに推測させない

AIは、空いているところを「それらしい内容」で埋めてしまうことがあります。自信がないところは空けたままにして、印を付けるように指示します。

④ 大事な項目は、必ず人が確認できる仕組みにする

会社名・氏名・金額など間違えると困る項目は、空欄や怪しい読み取りに自動で「要確認」の印が付くようにし、最後は人が目で確認します。

こんな書類に向いています

名刺/手書きの日報・点検表/注文書・FAX/アンケート用紙/手書きで修正した価格表や一覧表 など。書類の種類や書き方によって向き不向きがあるので、まずは実物を拝見して、どこまでできそうかをお伝えします。

iweb-factory マスコットキャラクター ハル(ダックスフント)

佐賀・長崎で、手書き書類のデータ化を相談したい方へ

「この書類も読み取れる?」という段階からでも構いません。
伊万里市・佐賀県・長崎県の事業所へ伺い、実物の書類を見ながら、どこまで楽にできるかを一緒に考えます。

タイトルとURLをコピーしました